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生活科学科食物栄養専攻のシラバス


統計情報と社会(専門教育)

担当教員  杉本 龍紀
授業形態・単位等 講義、2単位
授業の概要   統計データは、職業生活においてだけではなく、マスコミや出版物などを通じて日常生活にもあふれるように流されており、私たちの社会的生活全体と統計は切っても切り離せない関係にある。しかし、そうした統計がどのように作られているか、統計がどれほど「事実」を表現しているか、統計データはどのように役立つかといったことについて熟慮する機会も少ないまま、統計に踊らされることもありうる。こうした状況を踏まえて、社会的生活の様々な場面で統計を有意義に用いるために
・統計の意義と役割を理解するとともに、統計データ処理・加工の問題点を知る。
・統計調査の現実と問題点ならびに統計利用の問題点を理解する。
学生の到達目標  ・統計の意義と役割を例を挙げて説明できる。
・社会調査の意義、方法、問題点を概略的に説明できる。
・統計データ処理の基本と問題点を列挙できる。
・統計データ解釈の多様性を例を挙げて説明できる。
・統計と「事実」の関係を明示できる。
・統計の真実性(信頼性と正確性)について説明できる。
授業計画 1.オリエンテーション(講義)
 概要、到達目標・授業計画・評価他
 「統計情報と社会」を学ぶに当たって-統計データ利用・解釈問題の具体例(新聞記事から)
2.統計の意義と役割1(講義)
 日常生活と統計的思考、統計の2つの役割と統計の存在理由
3.統計の意義と役割2(講義)
 統計データとは何か、統計利用・読解の留意点(統計と「事実」のズレ)
4.統計の意義と役割3(講義)
 社会統計と自然統計、社会統計特有の問題
5.統計の意義と役割4(講義)
 統計と誤差(統計本来の誤差と標本誤差)、統計における概念他
6.統計調査1(講義)
 全数調査と標本調査、標本調査の種類と意義・問題点1
7.統計調査2(講義)
 標本調査の種類と意義・問題点2、標本誤差の必然性
8.~10.統計調査3(講義・グループワーク)
 調査票作成の留意点、調査票作成とミニ調査実施、集計・分析
11.統計データの利用1-統計データの比較における概念問題(講義)
12.統計データの利用2-データ解釈の多様性、図のわな(講義・演習)
13.社会統計の信頼性と正確性をめぐって、加工統計の「現実性」(講義)
14.15.社会統計の利用(講義・演習)
 政府統計から統計的仮説を提示する 
16.学習成果の獲得度を確認する試験
準備学習  新聞などのマスコミから大量の統計情報が提供されている。それらに関心を向けて、作成方法・処理方法・解釈・利用について考えるようにすること。また、授業内容に係わる統計事例検索・準備を求めることがあるので、積極的に取り組むこと(授業時に具体的に指示する)。
評価の方法・観点 指示する事前準備と演習的授業の提出物(各5点満点)、全体的な学習成果を確認する定期試験(100点満点)を総合して(100点に換算して)評価。
メッセージ 統計=数学ではない。誰もが統計的思考を行いながら生きていることを認識してほしい。