ピアノとともに



釧路短期大学 幼児教育学科 教授
進藤 信子

略歴
 北海道釧路湖陵高校から武蔵野音楽大学卒業。オース トリア ザルツブルク短期留学。大学卒業後、自宅での ピアノ指導の他ソロリサイタル、またヴァイオリンや声 楽等と多数共演。釧根地方で活動する音楽研究団体「ディ スクール シュル ピアノ」に所属し定期演奏会等に出 演、その20 周年、30 周年記念演奏会では、オーケス トラとの共演をする。現在ディスクール シュル ピア ノ代表。
 また国際ソロプチミスト釧路の会員として様々な福祉 活動を継続している。平成22 年度国際ソロプチミスト 釧路会長。
 釧路短期大学には、昭和55 年から非常勤講師をつと め今年度より現職。
 釧路新人演奏会特別賞、釧路音楽協会高後賞、釧新郷 土芸術賞受賞。
「愛と奉仕」の素晴らしい建学の方針と長年培われた伝 統を受け継ぐ学生と、教職員皆様とともに頑張って参り ますのでどうぞよろしくお願いいたします。

私の研究



釧路短期大学 生活科学科 講師
渡辺 剛志


 私は昨年度まで北海道大学大学院工学研究院のバイオ 分子工学研究室に所属し、田口精一教授のもとで、ポリ ヒドロキシブタン酸(PHB) を合成するのに必要な酵素 を進化させる研究に従事していた。その内容を簡単にご 紹介したい。PHB とは、Ralstonia eutropha と呼ば れる水素細菌から発見されたプラスチックである。研究 者達にとっては微生物で合成される生分解性プラスチッ クということで、化石燃料の大量消費の社会問題を背景 に、立派な研究対象となり発展していった。現在では、 微生物プラスチックは、大手化学メーカーのカネカ株式 会社で、環境資材として販売されるまでに至っている。 一言述べると、当の微生物にとっては、PHB は、余剰 脂肪と同じで、エネルギーの貯蔵物質に過ぎないという ことである。私の研究テーマは、微生物のPHB 合成速 度を高め、急速に太らせることにあった。そこでR. eutropha 由来の3 つのPHB 合成酵素(PhaA、 PhaB、PhaC) を導入した大腸菌を作成し、3つの酵 素の中の一つPhaB に着目して(PhaC は、過去に田口 教授をはじめ、多くの研究者がすでにチャレンジしてい た)、進化工学手法を用いて高活性化する実験を行い、 2つのPhaB 高活性変異体を取得することに成功した。 この成果は、近日学会誌に掲載される予定である。

愛と奉仕の精神



釧路短期大学 生活科学科 講師
佐々木 可奈恵

 新教員の佐々木可奈恵です。
 4 月より生活科学科講師に着任しまして現場の一栄養 士から人を育てるという立場に変わり色々不安な気持ち もありましたが、職員の皆様の朗らかで親切なところ、 学生の皆さんの素直で一生懸命なところに触れ不安や緊 張は早い段階で解けていったように思います。本学の建 学の精神である『人を愛し人に尽くす』という雰囲気が そうさせているのかなと感じる場面が多々ありました。
 担当科目の調理実習では、調理学で学んだ理論が系統 だてて理解できる事、実習を通じて食材の調理法だけで はなく、人とのかかわり方、効率の良い動き方、安全安 心な食事提供の方法(衛生管理など)等、将来現場の栄 養士として役に立つことが一つでも多いように、また一 人ひとりが生き生きと楽しんで調理を経験することが出 来るよう支援できたらと考えています。他の教科も同様 に、学びが財産になるようにと考えています。
 自分を大切に、人を大切に、良い食べ物を食べて体も 心も健康であること。そして、3つの教育理念に基づき 人間形成を担っていくことが出来るよう精進していきた いと思います。宜しくお願い致します。

母校で勤務



釧路短期大学 教務・学生課(助手)
八谷 祐里

 5 月16 日から教務・学生課で勤務をすることになり ました八谷 祐里です。短くではありますが自己紹介を したいと思います。実は、数年前この釧路短期大学で学 生として学んでいました。短大時代は2 年間という短 い期間でしたが、私の数少ない友人達は短大時代の友人 で構成されています。卒業をして直ぐに委託給食会社に 勤務することになりました。栄養士・社会人として初め て担当した病院は小規模で患者さん、職員さん共にアッ トホームでとても楽しいものでした。その後、色々な施 設・病院を経て最後に勤めたのが市立釧路総合病院でし た。規模の大きい病院はまるで人生の縮図のようで、栄 養士としてさまざまな体験・経験をしました。生まれて から初めて食べる食事や、病院で最後をむかえる方の食 事も提供しました。食の大切さを改めて考えさせられ、 とても勉強になりました。そんな中、釧路短期大学で仕 事をしてみないかと、短大時代の友人からのお誘いがあ りました。この貴重な2 年間を微力ながら手伝いでき れば、また友人の誘いという縁もあり現在に至ります。 久しぶりの『学校生活』。キラキラと輝く若い学生と共 に私も努力・成長していきたいと思います。よろしくお 願いいたします。

釧路に住むことになって



武修館高等学校 教諭
山本 とわ

 はじめまして。この度、武修館高等学校の理科を担当 することになりました。山本とわです。高校まで高知県 で過ごし、大学から北海道(札幌)に来ました。高知県 の夏は暑く、雨も多く湿度が高いので、本当に辛いです。 冬も湿度が高いため、肌にまとわりつくような寒さです。 しかし北海道は、夏も涼しく、冬も気温の割にはサッパ リとした寒さでとても過ごしやすいため居着いてしまい ました。釧路の方へは、大学の調査で四回ほど来たこと があるのですが、ずっと船に乗っていたので、実際じっ くり釧路を見て回ったりするのは初めてです。札幌にい たときから、天気予報を見て夏でも気温が低いのでいつ もイイなぁと思っており、実際釧路で過ごすことが出来 るようになって本当に嬉しいです。あと、霧の多さにビッ クリしました。前が見えないほどの霧は初めてです。今 後、釧路を色々開拓し、自分の行動範囲を広げていきた いと思います。

私が教員を目指した理由



武修館高等学校 教諭
安原 晃司

 新任教員の安原晃司です。
 教科は保健体育を担当しています。
 今回は、私が教員を目指した理由を述べさせていただ きます。
 「教師」や「先生」というのは、誰しもが一度は見て きているものであり、非常にイメージがしやすいもので すが、誰しもが通る道に関わるということは、それだけ に重圧のかかる職業でありますし、人が人を教えるとい うことで、教える側によってこれほど個人差がでる職業 は珍しいと思っています。
 多くの生徒の成長に自分が少しでも力になれるのなら ば、これほどやりがいのある魅力的な仕事は他にないだ ろうと思ったのが一番の理由です。
 そして、その中での試行錯誤が自分自身をも成長させ てくれると思っています。
 まだまだ経験の少ない新任ですが、一生懸命、生徒の ため、学校のために頑張りたいと思っていますので、こ れからどうぞよろしくお願いします。

「学び」



武修館中学校 教諭
今井 美伶

 釧路人初心者としてのスタートを切った私の新生活 は、もうすぐ二ヶ月になろうとしております。釧路は「美 味しい町」です。何を食べても毎日感動の嵐です。ここ まで食べ物が美味しい町はあるでしょうか、いやありま せん。また、釧路の方は本当に優しい人ばかりです。釧 路出身の大学時代の友人達は、皆心が温かく落ち着きが あり素晴らしい人ばかりだったのを思い出します。
 この学校の生徒達とふれ合う中で、私は生徒一人一人 が無限の可能性を秘めていると感じました。ですから、 まず私が今取り組んでいることは、「学びを授業にでき るだけ盛り込み生徒達の可能性を少しでも伸ばす」とい うことです。確かに教員としてはまだまだ駆け出しの私 です。ですが、この私の授業を受けるからには、生徒達 には少しでも多くの「学び」という名のお土産を家に持っ て帰ってもらえるように取り組んでおります。毎日の授 業を通して、私は教える仕事の魅力を再発見しているの だと思います。
 私の今後の抱負は、「学ぶことは喜びである」と、生 徒たちに伝えていくことです。

三つのこと



釧路短期大学ふぞく幼稚園 教諭
川嶋 理美

 今年度よりふぞく幼稚園の教員となりました川嶋理美 です。年長のきりん組の副担任と、預かり保育の担当を しています。
 高校を卒業後、四年間札幌の藤女子大学保育学科で学 び、今年卒業して釧路に戻ってきたばかりです。学生時 代は藤北大&ホンダカーズ北海道というチームでヨサコ イをしていました。ヨサコイソーラン祭りや大学祭、札 幌市内はもちろん札幌近郊や静岡県などで演舞をしてい ました。釧路に戻ってきてからは、中学〜高校時代に通っ ていたヨガをまた始めました。なので、体が柔らかいこ とと、マッサージが得意です。
 小さい頃から子どもの気持ちがわかる大人になりたい と思っていたのがきっかけで小学生の時に幼稚園教諭を 目指すようになりました。長年の夢がひとつ叶い、子ど もたちと毎日楽しく過ごすことができ、とても嬉しいで す。
 近年、地域関係の希薄化などによる子育て環境の変化 により、保育者の役割がとても重要だと思っています。 子ども、保護者の方々はもちろん、地域貢献のために、 学園の皆様のお力添えやご指導のもと、精一杯頑張りま すのでよろしくお願いします。