地域貢献の人材育成

釧路短期大学 生活科学科長
杉 本 龍 紀

 釧路短期大学生活科学科は 生活科学専攻と食物栄養専攻 の二専攻を設置しています。
 このうち生活科学専攻につ いて、しばしば「何を勉強す るところなのか」という質問 を頂きます。たしかに、何を 学ぶのかについて、わかりに くさがあります。
 この専攻での学びは、@家 庭や地域・職場などで生きる こと(=生活)や社会に関す る幅広い教養を身につける、 Aあらゆる仕事でも(そして 生活のあらゆる場面でも)求 められる社会人としての基礎 力を修得するとともに、一般 職(事務・販売系)・司書職・ 医療事務職などに必要な専門 的知識・技能を会得する、B 地域にこだわり、地域を支え 地域をつなげ地域を創造でき る人材になる、という三本の 柱から成り立っています。
 より具体的には、@では、 様々な生活の場面で役立つ実 際的な知識や技能の修得(生 活設計、衣食住や介護の知識 や技能、生活常識、情報の読 み方、生活の楽しみ方等)、コ ミュニケーション力の向上(読 む・書く・聴く・話す・見せる・ 伝える)に向けた学習を進め、 Aでは、言葉づかいを含めた ビジネスマナーや組織で働く ルール、簿記やパソコンなど の実践的技能などを学び、B では釧根を中心とする地域を 知り、愛し、学生たち自らが 地域に係わり地域を元気にす る活動を展開します。
 この専攻の学生の入学動機 は様々です。司書になりたい、 金融機関に就職したいなどの 明確な将来希望を持つ学生も いれば、コミュニケーション 力をつけたい・人と話せるよ うになりたいと語る学生、さ らには自分が何になりたい か・何になれるかを考えたい という学生もいます。
 多様な学生を受け入れつ つ、短大の二年間で多様に成 長して卒業・就職する|その 支援を強めています。
 食物栄養専攻の学びは明確 です。
 食と健康への関心がますま す強まる現代にあって、「確 かな専門知識と技能を有し、 地域社会に貢献できる栄養 士の養成」「ヒトの健康の保 持増進に寄与できる食のスペ シャリストの養成」との教育 目標を掲げ、食と栄養・健康 に関する高度な専門知識と指 導力を持つ栄養士の養成を柱 にして、教育を進めています。
 生きるために必要なことは たくさんあります。そのうち でも食すること・必要な栄養 を摂取することは、最重要事 だと言っても過言ではないで しょう。また、食の乱れ・栄 養摂取の偏りなどは生活習慣 病も含めた疾病の原因にもな ります。加えて、残念なこと に食品衛生に係わる事件も発 生しています。
 こうした状況において食と 栄養・健康に関する知識や技 能を身につけることは、この 社会を根底から支えることに つながります。本専攻は、そ のような人材の養成を使命と しています。
 もちろん、現代社会を根底 から支える人材になるための 学習は簡単ではありません。 人々の健康や生命を大きく左 右するのが食と栄養なのです から、それは当然ですね。理 解しなければならないこと・ 身につけなければならないこ とがたくさんあります。
 栄養素の固まりとしての食 品を、どう調理し、どの程度 摂取すると効率的に代謝され るのか。そもそもヒトの体は どのような構造や働きをして いて、どういった要素が疾病 につながるのか。治療や予防 に食事が役立つことを、どう 伝えるか。衛生管理をどうす るか……。
 これらの学習により、食を 通して健やかな社会を支える 人材、地域社会に貢献できる 人材を育てています。

学生の保育観察体験を間近で感じながら
 〜本学科の保育者養成スタイル〜

釧路短期大学 幼児教育学科長
井 上   薫

 近年、学科では、釧路市保 育課からの委託共同研究(別 稿参照)や、釧路教育局・標 茶町との子育て支援・相談関 係プログラムへの協力、教員 免許更新講習講師の派遣など、 地域との関わりも多いのです が、今回は学科で重視してい る本学科ならではの実習指導 体制について、その経緯を含 めて紹介したいと思います。
 幼児教育学科では、かなり 以前から「観察演習」(一年生 通年科目、幼免必修、週一回 九〇分)を幼稚園教諭養成の ための重要な科目として設定 し、隣接の釧路短期大学附属 幼稚園に出向き、前期は自由 遊び時間帯、後期は設定保育 時間帯に、遊び体験、子ども・ 保育者の観察、観察記録作成 と、実践的な積み重ねを続け てきました。実習以外の保育 現場での体験は、幼稚園教諭 養成課程では義務付けられて いませんが、これを早期から 位置づけて来たことが、本学 が現在に至る保育者養成の大 きな特徴となっています。
 私が着任した十五年程前、 この授業を寺本先生がお一人 で担当されていました。七〇 名前後の学生を二班に分け、 隔週で一班が観察、他班は絵 本研究を同時並行で進める方 法でした。
 寺本先生が退職され、この 観察演習の後任を幼児の観察 を長く続けておられた滝澤先 生と私が二グループそれぞれ を担当することで受け継ぎま した。私自身も現場で学生と ともに学びながら、観察記録 の添削を始めました。
 その後、担当の二名がそれ ぞれ学科長、就職委員長の役 を担うようになったので、保 育所で長く務められた矢島先 生の応援を受け、三名体制で の実施に変更しました。
 2006年、大幅に保育士 養成カリキュラムを改訂しま した。実習指導体制を整理し、 教育実習指導と保育実習指導 に観察演習も統合して「実習 内容研究I・U」を新設する 実習指導体系の改革でした。
 既に幼保一元化が進めら れ、「認定こども園」が具体化 される時代に入っていたので、 本学の保育者養成も、学生が 幼稚園教諭免許・保育士資格 の両方を取得し、実践力を伴っ た保育者になれるようなプロ グラミングを試みました。
 「実習内容研究I」では、一 年生前期に観察演習の要素を 受け継いだ「保育観察」を金 曜日の午前中に集中させまし た。附属幼稚園のほか、近隣 の保育所にも受け入れをお願 いし、一グループを十名以内 に抑えて専任教員が同行し、 保育現場では昼まで半日を過 ごすことにしました。学生は、 自由遊びと保育の集団指導場 面から学び、午後はグループ で取ったメモ内容や印象に 残った場面の話し合いをする 振り返りの時間、または附属 幼稚園長に直接質問できる Q&Aタイムを設定しました。 実践と振り返りで、学科の学 生と引率したすべての専任教 員が課題を共有しています。
 後期は、保育計画指導案の 検討とグループ模擬演習を繰 り返します。あわせて保育観 察の延長的意味合いと実習準 備を兼ねて、「保育現場体験」 五回を実施します。体験の現 場は学生の希望も考慮されま す。これらの段階を経て、実 習を迎えます。
 昨年度から保育士養成カリ キュラムが変わり、実習指導 単位が増加されましたが、本 学では「実習内容研究I・U」 を内容別に分割・再編するだ けで対応ができ、前記の現場 体験を重視したスタイルはそ のまま続けています。
 本学科の専任教員は、この ように学生とともに保育現場 での時を過ごし、学生たちの 困り感を間近に見て観察記録 を添削しながら、学生たちの 保育者に向けた成長過程を理 解しながら応援しています。

地域開放から地域貢献

釧路短期大学 生涯教育センター長
佐 藤 宥 紹

 本学に生涯教育センターが 設置されてから、四半世紀を 迎えることになりました。
 一九八七年八月に臨時教育 審議会から「生涯学習体系へ の移行」という答申が出され ます。釧路短大ではそれに先 立つ時期から生涯教育セン ターの立ち上げを検討しまし た。その結果、標茶町と提携 した生涯教育、受講者むけに テキストを刊行して開催する 講座、年間延べ1,000人を 超える講座の参加者をえてい ます。
 釧路短期大学生涯教育セン ターは、高等教育機関を地域 開放するために立ち上げられ ました。教職員に代表される 人材、附属図書館の蔵書、教 育・研究業績によって開発さ れる情報。そのいずれについ ても教育資源と位置づけ、地 域に対して利用をうながすだ けでなく、地域に開かれ、か つ、地域に密着した短期大学 をめざす足がかりに位置づけ られてきました。
 生涯教育センターは第一 に、地域の生涯教育の研究を 重ねています。第二に、講座 を開設しています。加えて第 三に、短期大学士課程教育の 充実のため地域連携を促進す ることを掲げています。わが 国には、生涯にわたり学びつ づける伝統がありました。し かし時代の推移とともに、著 しい技術革新、生活様式と家 族関係の激変、余暇・高齢社 会への移行など、変化の局面 に対応するためには生涯のい つでも、どこでも、だれでも が学ぶことのできる教育シス テムが求められることになり ました。
 このため短期大学に、地域 の生涯学習拠点の役割が期待 されています。キャリアアッ プ・生活教養・ビジネス教育・ 生涯学習などの領域で、現役 学生にくわえて社会人入学者 による短期大学士課程のみな らず、学籍をもつまでもない が道民カレッジ(北海道教育 委員会主催)などの履修単位 を積みあげながら非学位課程 で学ぶ需要も高まっているの です。ここへきて家庭環境の 変化や地域社会の変貌にとも ない、短期大学生を地域で鍛 え、地域社会で活動の機会を 用意していただくことが喫緊 の課題となっています。本学 では、地域連携という考え方 にそって学生の教育や教育資 源を地域に還元することにい たしました。地域連携はこれ までの教育資源の【一方向的】 地域開放にくわえ、短期大学 と地域社会の【双方向的】か つ【組織的】な地域貢献活動 へと展開させるということで あります。
 そもそも生涯教育センター では、創立時から標茶町との 提携によって生涯教育の研究 と公開講座を開設してきまし た。2002年度からは本学 所在地である釧路市で、公開 講座を拡充することにしまし た。今年度にはいり、釧路市 との間で本学は「釧路市と釧 路短期大学との連携協力に関 する協定」を締結いたしまし た。
 本協定は、両者が地域の文 化や恵まれた自然環境などの 地域資源を活かしながら地域 社会の振興や人材育成を図 り、釧路市の魅力の向上や地 域社会の活性化に寄与するこ とを目的とするものと、示さ れています。。連携協力事項 は教育・文化の振興、自然・ 環境の保全、食資源利用・食 文化の振興、健康の増進・福 祉の充実、地域振興、その他 両者の協議により決定した事 項としております。
 今、高等教育機関としての 短期大学は、地域の生涯学習 拠点と位置づけられるに至り ました。短期大学に対する根 強い期待を背景に、生涯教育 センターは本学の有する教育 力を組み立てながら、地域貢 献を短期大学の大きな使命と して地域社会に定着させ、量 から質への深化に取り組んで 参ります。

自らが考えや計画を持って、
 自分の課題や目標に挑戦できる
  生徒の育成

武修館中学高等学校 校長
 橋 雅 人

 およそ 50 年間を通して、本 校は道東地域で唯一の私立高 校として、独自の伝統と校風 に基づき、「地域から必要と される私学」、「地域から期待 される私学」を目指してまい りました。
 この間、平成 16 年4月には、 緑ケ岡校舎を武佐の地に移転 することに伴い、校名を武修 館高等学校へ変更し、伝統あ るスポーツ部の活動に加え、 以前から取り組んでおりまし た国際交流やボランティア活 動などの発展充実に努めてま いりました。また、平成 17 年 4月には、道東唯一の6カ年 一貫教育校として、武修館中 学校の開校を果たすことがで きました。
 本校は、校訓「愛と奉仕に 生きる」の精神に基づき、社 会の良き形成者としての資質 と教養を身につけると共に、 愛と奉仕に生きる人間を育て ること」を教育実践としてい ます。
 近年では、これまでの教育 活動の流れを礎としながら も、より優れた学力や教養を 身につけ、「自分の将来を自 分の意思で決定することので きる人材の育成」に重点を置 いております。
 今の世の中は、常に激しく 変化を続けております。例え ば、 10 年先の世界がどうなっ ているのかを予測することさ え、恐らく困難なことでしょ う。このような不確実な時代 にあっても、生徒たちの将来 に触れるとき、主人公となる 生徒たち自身が、しっかりと その未来を切り拓いてゆくべ きであることに疑いの余地は ありません。
 本校の願いは、「自らが考 えや計画を持って、自分の課 題や目標に挑戦できる生徒を 育成したい」というものです。
 ●目標が高ければ、今この 時が大事になる
 ●希望が高ければ、進んで 取り組む自分が見える
 現代社会において、生徒た ちが実社会に出る際に必要と されるのは、「社会と調和で きる能力」ではないでしょう か。これは周囲の人たちとの 関係性の中で、@礼儀を学び、 A勇気を学び、B思いやりを 学び、C忍耐を学び、D謙虚 さを学び、E尊敬する人を見 つけ出す力などを意味してい ると考えております。
 学校生活においては、生徒 たちがこれらを学び取り成長 してゆく先には、きっと達成 感や成就感が待っていること でしょう。さらに、こういっ た過程を通して、社会的に精 神的に自立できる人間の基礎 が出来上がってゆくものと信 じております。
 私たちは独自の私学教育を 提供する中で、「変えてはな らない不易(新古を越えて不 変である本質)」をしっかり と見据えつつ、「(社会的背 景を反映させながら)新たに 取り入れるべき考え」を実践 し、進取の精神を忘れること なく、今後の教育指導に臨ん でゆくつもりでございます。

育つ力 〜待つ保育〜

釧路短期大学附属幼稚園 園長
柿 原   勝

 釧路短期大学附属幼稚園 は、『子ども達の遊びを応援 する幼稚園』と『卒園後も見 守る幼稚園』という考えをも とに、日々子ども達と接して いる幼稚園です。
 子ども達を取り巻く環境は ここ数年で激変しました。外 でのびのびと遊ばせるという 当たり前のことが本当に難し くなった今、意識的に子ど も達にそのような場を提供し ていくことを心掛けて幼稚園 生活を過ごすようにしていま す。
 もう少し具体的に言うと、 「危ない」「怪我したらダメ」 といって何でもかんでも大人 が先回りし過ぎて子ども達の 活動を禁止してしまわないと いう姿勢です。何が危ないのか、どのよう な方法をとれば安全なのか を、子ども達と一緒に遊びな がら気付かせていく、体験さ せながら伝えていくというこ とを大切にしています。
 当園では、ブランコの立ち こぎ・二人のりは勿論、滑り 台を反対から登ることも禁止 はしていません。しかし、何 でもありといった放任的な考 えでは決してありません。滑り台では、上から滑ろう としている子と下から登ろう とする子がいた時、まさにこ の場面に子ども達に声を掛け て考えさせるので、『上から 誰か滑ろうとしている時は、 その子は急には止まれないの だから、下の子が譲る』とい うルールを示していくので す。
 ブランコでは、立ちこぎの 方が動かす際の体の使い方が 分かって上手にのれる子がい ます。自分の力だけでブラン コがのれる喜びを重視しつ つ、立ちこぎの危険性も教え ていきます。ブランコそのものが危ない のではなく、ブランコに近づ く側が注意しなくてはいけな いということを、時間をかけ て何度も繰りかえし示してい くのです。勿論入園当初は大 変な作業ですが、子ども達の 遊びを広げていく、深めてい く為には欠かせない通り道だ と考えているのです。
 子ども達の遊びを応援する 以上、幼稚園の固定遊具は専 門の業者に毎年検査をお願い して『優良状況』であること の判定も受けています。
 もう一つ大事にしている視 点として、子ども達と接する 際に、『子ども達が大人になっ た時のことまで』という長期 的な目標地点を設定している ということです。
 小学校入学は確かに大きな 節目ではあり、幼稚園教育が 担う面だと考えていますが、 そこばかりに意識が行き過ぎ て、子ども達の気持ち・状態 を最優先することを忘れては いけないと考えています。
 そこで、卒園後も見守って いくという視点で子ども達と 日々を過ごすようにしている のです。我々幼児教育に携わ る者は、『あなたの為に』『あ なたのこれからを考えて』と いう考えのもと、ついつい子 ども達の現状を良くみること もせずに躾を強制してしまう 傾向にあります。
 当園では、幼児教育の最大 の目標は『自律』だと考えて いますので、子ども達の『育 つ力』を信じて、子ども達自 身の気付きを大切にしていま す。その為には、長い目で見 守っていくという『待つ保育』 が重要だと思っています。
 この大きな二つの考えを実 践しながら保育をしていくこ とは、言葉で言うのは簡単で すが、本当に大変なことです。
 しかし、当園の教職員は子 ども達と接する時、本当に一 生懸命遊びます。この『一生 懸命』という真摯な姿こそが、 幼児教育の原点だと思ってい ます。そんな原点を大切にし ている幼稚園が、釧路短期大 学附属幼稚園なのです。

介護は気配りから
  質の高い介護福祉士を養成

専門学校釧路ケアカレッジ
学校長  山 田 清 典

 専門学校 釧路ケアカレッ ジを紹介しましょう。
 校名の"ケア"とは、介護 のこと。"カレッジ"とは、 専門性の高い教育を行う学校 のこと。つまり、介護の現場 に求められる、レベルの高い 「介護福祉士」を養成する専 門学校です。
 釧路の私学教育の中心と なっている緑ケ岡学園が、地 域の強い要望に応えて、平成 二年から続く介護の専門学校 を併合し、本格的な"介護福 祉士を養成する専門学校"を 開設しました。それが「専門 学校 釧路ケアカレッジ」で す。
 毎年、多くの卒業生を輩出 し、現在、五百人以上の方々 が、釧路市内はもとより、道 東のほとんどの介護施設で活 躍しています。
 ご存知のように、日本は高 齢化社会が今後もさらに進み ます。釧路でも、介護を必要 とされる方は、毎年増えおり、 それに応じて、介護施設も特 養、老健、グループホーム、 小規模多機能など、形態や規 模も様々な施設が認可され たり、増床されています。そ れでも施設に入所できず、待 機されている方が大勢いるの が現状です。それぞれの施設 では、利用者の皆様に満足し てもらえるサービスを提供し よう大変努力をされています が、一番苦労されているのが 優秀な介護福祉士の確保なの です。
 本校は、このような地域や 市民のニーズに応える使命を 担っているのです。
 しかし、誰もが現場で通用 するレベルの高い介護福祉士 になれるとは限りません。そ れは、介護の技術的な面だけ でなく、利用者の気持ちを察 する力やコミュニケーション の能力、つまり"気配り"で きる能力が必要だからです。  そのために、本校では、学 生心得として、
 「笑顔で挨拶」
 「他人に気配り」
 「心から感謝」
を掲げ、毎日の学校生活の中 で、教員も一体となって学生 の能力を高める教育を実践し ています。校内のあちらこち らで、明るい挨拶が飛び交い、 他人を思いやる暖かい会話が 満ちています。
 また、カリキュラムの中で は、介護実習時間を増やし、 多くの施設ボランティアを配 しています。さらに、社会的 なボランティアである「アミ ティフェスタ」や「ふれあ い広場」では、施設の介護職 員の補助として多くを学びま す。障がい者ヘルパーや住環 境コーディネーターの資格も 取得でき、文書作成のための コンピュータ授業も開講して います。
 当然ながら、就職率は、毎 年、ほぼ百パーセントの状況 ですが、それに満足すること なく、職場で即戦力となる、 「レベルの高い介護福祉士」 を養成する教育を実践してい ます。